編集の学校/文章の学校

HOME > 受講生インタビュー

受講申込はこちら

講義の感想

ライターにとって、「一冊書き上げられる力」は間違いなく武器になる!
BWライター志望者以外にもオススメ。

男性 20代  会社員→ライター
「BW(ブックワーク)ライター講座――生涯現役で仕事をするためのスキルを学ぶ」修了生

講座を受けたのは、会社を辞めてフリーのライターになった直後でした。 この時期に受講できて本当に良かったと思っています。
元々、本を作る仕事がしたいと思っていましたが、一冊書き切ることはとてもハードルが高いと思っていました。でも、この講座を終えた今はそのハードルは決して高いものではない、と感じています。

BW(ブックワーク)ライターの仕事は、雑誌やウェブの記事を書くこととは少し違う視点や能力が必要になってきます。その違いを今まで上手に説明してくれる人はいませんでしたし、そもそも裏方であるこの存在が世に出ること自体少なかった。現役で活動されている2人から直接指導を受けられる機会はとても貴重でした。

講座の中で、原稿の添削をしてもらえるので、雑誌やウェブのインタビュー原稿との違いや「著者になりきって書く」ことがどういうことなのかを具体的に知ることができました。
BWライターとして仕事をしていくと決めた人だけではなく、これからライターとして幅広く仕事をしていこうと思っている人にとって、間違いなくこの「一冊分書ける力」は武器になりますよ!

講義の感想

講義内で編集者2名に企画売り込み。今、出版に向けて全力投入中。
講義が終わっても、講師が引き続きバックアップしてくれるので安心ですよ!

女性 50代 新人ライター
「BW(ブックワーク)ライター講座――生涯現役で仕事をするためのスキルを学ぶ」修了生

授業が充実していて楽しくて、「あっという間に終わってしまう」と毎回思っていました。一冊書き上げるまでの手順を、実際手がけられた本を例に話してくださるので、臨場感がありました。仕事になったときのシミュレーションができるし、わかりやすかったです。思わず身を乗り出して聞いていました。

講義ではゲストの本を書くという想定で、インタビューをして原稿にする課題があり、丁寧に添削をしていただきました。原稿を作っている最中は、「ゲストの話したままを原稿にするだけでは、きっと読んだ人はチンプンカンプンだろうな」と思うこともあり、どうやって情報を補ったらいいんだろう、どこまでやっていいんだろうなど、迷うことばかりでした。2度にわたって添削指導を受けることで、やっと“盛り加減”が分かった気がします。

“稼げるBW(ブックワーク)ライター”を目指すために、企画立案のノウハウの講義もありました。先生方やクラスメイトから改善点をアドバイスしていただき、最終講義で出版社の編集者に売り込むことができました。企画は、今出版に向けて進めています。まさか自分の企画が!とまだ少し戸惑っていますが、先生方が引き続きバックアップしてくださるそうなので、安心して全力で臨めそうです。

講師だけでなく、貴重なアドバイスをくださったクラスのみなさんにも、大感謝です! 今後も助け合って仕事して下さいとお願いしているところです。

講義の感想

時には真剣に、時には大笑いしながら楽しく盛り上がる。
授業は活気にあふれていました。

女性 30代 カウンセラー→カウンセラー&ライター

「評論・ノンフィクションを書く」「BW(ブックワーク)ライター講座――生涯現役で仕事をするためのスキルを学ぶ」修了生

文章を書くことが仕事になったらいいな、という漠然とした思いでライターの仕事に興味を持ち、ちょっと業界を覗いてみようかなという感覚で通学を決めました。
「評論・ノンフィクションを書く」修了後、「人に話を聞いて文章にする」という点に惹かれ「BW(ブックワーク)ライター講座」に通うことにしました。カウンセラーという自分の仕事にも活かせるのではとの思いもありました。

インタビューした方のキャラクターや価値観を大切にしながら、こちらが聞きたい話を上手く引き出していくことの難しさを痛感しました。同時に、その人の素晴らしいアイディアや思いを多くの人に知ってもらうため、文章で表現することの魅力にどんどんハマっていきました。講師は、BWライターとしてご活躍中の方々なので、すぐに実践に活かせるようなライティングのノウハウや書籍出版に関する情報、プロとしての心構えなど貴重な話をたくさん聞くことができました。講義が終わる度に、プロのライターに一歩一歩近付いているようなワクワク感をおぼえました。

BWライター講座(木曜クラス)第1期のメンバーの中には、すでにライターとして活躍されている方もいて、その方の仕事内容をお聞きしたことも大変刺激になりました。講義中に交わされる質問や話し合いは、時には真剣に、時には大笑いしながら楽しく盛り上がり、授業は活気にあふれていました。あの場に参加できたことは本当にいい経験になりました。

最終講義は、実際に出版社の方々をお招きしての書籍企画のプレゼン。好評を得た企画は書籍出版に向けてさっそく動き出すということで、一気にプロとして活躍できる世界が目の前に広がったようでした。自分の企画はその場で選んでいただくことはできませんでしたが、何度も挑戦したい気持ちが強くなりました。

受講期間中に、原稿を書くお仕事をいただき、書いたものが採用されたことに感動しました。少し前まではなんとなく憧れていただけのライターの世界ですが、引き続き、頑張っていこうと思います。

講義の感想

「特別な才能がないとダメ?」いえいえ、そんなことはありません。
子育てしながらだってできる最短ルート、ここにありますよ!

女性 30代 主婦&時々ライター
「BW(ブックワーク)ライター講座――生涯現役で仕事をするためのスキルを学ぶ」受講生「評論・ノンフィクションを書く」「自分の本を出す講座」修了生

過去に、編集の学校の講座で学びライターとして仕事を始めていましたが、結婚・出産をし環境は激変。「子育てをしながらできる仕事はないか?」と考えていた時に「BW(ブックワーク)ライター講座――生涯現役で仕事をするためのスキルを学ぶ」講座を知りました。

実際に講師も子供を育てながらずっとお仕事されていると聞き「これは行くしかない!」と受講を決めました。ちゃんと起きていられるか(笑)若干不安ではありましたが・・・

必要なことがギュッと濃縮されていて、無駄がない。興味深い話の連続で、毎回講義時間はあっという間に過ぎていきました。「なんて贅沢な時間だったのかしら・・・」と思いながら帰宅していました。

クラスのみんなで考える機会も多かったので、発想の違いなどを知ることができて面白かったです。インタビュー原稿や企画等の課題はその都度悩みましたが、やってみることで分かることがたくさんありました。特に原稿は丁寧に添削していただいて本当に有難かったです(添削シート、大事にします!)。

「本を作りたい!ライターになりたい!でもどうすればいいの?」と思っている方は意外に多いのかも知れません。
「出版社に入らなくては駄目?」「特別な才能がないと駄目かな?」
いえいえ、そんなことはありません。
そんな人たちにこっそり教えたい・・・
「最短ルート、ここにありますよ」と。

この授業を受ければ、BWライターデビューが待っています。
BWライターを目指している人はもちろん、本が好きな人なら、どなたでも楽しめる授業なのではないでしょうか。
第一期生になれて良かったです。

講義の感想

のらりくらりとしていた自分を奮い立たせてくれる講座。
沈みそうになるモチベーションを何度も引き上げてもらいました。

女性 40代 会社員 専門職
「自分の本を出そう! こうすれば会社を辞めずに出版できる―初級編」修了生

働きながら自著出版を目指すうえで、最も困難なことは、「日々の忙しさや誘惑に負けず、やる気に溢れた最初のモチベーションを維持する」ということ。
出版社から依頼があったのなら、それはもう仕事だし、期限もあり社会的なニーズも感じられますが、出版社に売り込む企画を作るとなると、越えなければならないハードルはいくつも待ち受けています。この講座は、「いつか出せたらいいな」と、のらりくらりとしていた自分を奮い立たせてくれるものになりました。

講師の唐沢さん、また出版社の編集者の方々からの甘口・辛口の評を、2~3週間の間隔で聞くことができ、沈みそうになるモチベーションを何度も引き上げてもらいました。
各回の課題をこなしながら、自分自身が伝えたいことは何なのか、企画を何度も吟味しなおす機会をいただきました。また自分の企画にたいする他の受講者の方々の反応も楽しみでした。そして、他の受講者が企画をブラッシュアップしていくのを見て自分も奮起しました。

「誰かが見てくれる、締め切りがある」そうしたことがないと、何もしないうちに、時はあっという間に過ぎ去ってしまいます。未だ日々の仕事と雑用に流されてしまいそうな危うさがありますが、雛形らしき企画書ができあがりつつあるので、さらに練磨し、ゴールまで辿り着くことができればと願っています。

講義の感想

心が軽くなり、夢が膨らみ、歩き出すヒントがつかめます。

男性 40代 会社経営 
「自分の本を出そう! こうすれば会社を辞めずに出版できる―初級編」
「評論・ノンフィクションを書く」修了生
「自分の本を出そう! こうすれば会社を辞めずに出版できる―中級編」受講生

自分一人で考え、悩むよりもここに来ることがとても有効なことだと思います。
とにかく自分の企画、思いを話せる場。普段付き合いのある友人や知人に出版の話しをすることはとても抵抗があるかもしれませんが、ここに来られる方は皆、同じ夢を持つ同志。
恥ずかしがらずぜひ、ここに来られることをお勧めします!
心が軽くなり、夢が膨らみ、歩き出すヒントがつかめます。

講義の感想

いつまでも「いつか~」という枕詞が消えない漠然とした夢でした。
それが受講後は、「売れる本を出したい」という本気の野望に!

女性 20代 会社員 営業職 → 編集アシスタント&ライター 
「自分の本を出そう! こうすれば会社を辞めずに出版できる―初級編」
「評論・ノンフィクションを書く」修了生
「自分の本を出そう! こうすれば会社を辞めずに出版できる―中級編」受講生

本を出したい、という夢を実現に近づかせてくれる、というのがこの講義の感想です。「いつか自分の本が出せればいいなぁ」、そんな希望は以前からあったものの、書いたものが果たして需要があるのか、どうやって売りだしていくのか、お金はどのぐらいかかるのかなど具体的なことは一切わからず、いつまでも「いつか」という枕詞が消えないしょせん漠然とした夢でした。それが「いつか」ではなく「3年以内に」それも「売れる本を出したい」という具体的な夢に大きく変わったのは、この講義を受講してから。

元々は「会社を辞めずに出版できる」といううたい文句にひかれ、休みが少ない私でも通えそうなスケジュールだという気軽な気持ちで受講を決めました。
最初の講義で講師がおっしゃった言葉が強く印象に残っています。「仕事が忙しいからというのは、本を出すことがアナタにとって切実なものでないから」と。
本を出すだけなら今の時代ネット媒体や自費出版などいくらでも出す手立てはあるけれど、出版社に出してもらうとなると、かなりのハードルがあるという現実にも直面しました。ただそれを知ったからこそ、凹むどころか、私の「いつか本を出したい」という気持は「売れる本を出したい」という本気の野望に変わりました。

年代・職業・持ちネタはバラバラだけど、「本を出す」という同じ目標を持つクラスメイトとの出会いは、とてもいい刺激に。それぞれの企画について話し合う場では、みんなの意見は読者の反応として参考になりました。講師も一人ひとりの企画に対して常に本気で向かい合って下さるのでこちらのモチベーションが上がりました。ゲストとして来てくださった出版社の方からの率直なご意見を交えて私たちを現実に向き合わせつつも、出版に向けて前向きな後押しをしてくれます。

この講義を受けて本気になるか、講義を受講しただけで何となく終わってしまうかは自分次第です。ただ、作家デビューのせっかくのチャンスに飛びついてみるのも悪くないのではないでしょうか。私自身も「3年以内に売れる本を出す」という目標の実現に向けて、さらに企画を推敲し、一人でも多くの読者を虜にできるような本を書きたいと思っています。

講義の感想

講義後の雑談ですら貴重でした。企画書を見ながら、あれこれと話しているうちにいい切り口が見つかる。イマイチだった自分の企画が、面白くなっていく。

男性 40代 会社員営業職 
「自分の本を出そう! こうすれば会社を辞めずに出版できる―初級編」
「評論・ノンフィクションを書く」修了生
「自分の本を出そう! こうすれば会社を辞めずに出版できる―中級編」受講生

出版業界に知人もいないし実績もなかったのですが、これまで調べてきたことを本にしたいと思い、講座に参加しました。
授業はとても具体的で、自分だけで情報を集めたとすれば多くの時間とエネルギーを必要としたような貴重な情報を、短い時間で入手できました。これはありがたかった!
受講するまでは、「自分の企画は面白いに違いない」と思っていましたけど、「編集者に『30秒』でそのよさを伝えられる企画書でなければ、まず通らない」という話しを聞き、どうやったら実現できるかと、試行錯誤しました。考えてみれば、私がクラスメイトの企画書を見る場合も同様でした。確かに集中して読んでみるのはまずは30秒ほどで、その後に先生の講評や質疑応答を通じてうっすらと企画の意図が分かってくるという具合でした。

実際にプロの編集者に見てもらう前に、学校で企画書を作り、先生や他の生徒の方の反応や意見を聞きながら、修正していく、あるいは全く違う視点から考えてみる、という作業を行っておくのは、内容を充実させるために重要なことだと思いました。講義後の「雑談」ですら貴重でした。企画書を見ながら、あれこれと話している最中に、面白い切り口が見つかる。イマイチだった自分の企画が、皆で話している最中にどんどん面白くなっていく、ということが何度もありました。

この講座は、「商業出版のみ」を目指している点がよかった。講師も学校も、何とかして出版につなげたいと思っている気持ちが伝わってきました。ゲストとして来ていただいた2社の編集者の方々も、真剣に企画を見ていただき、貴重なアドバイスをくださいました。
自分の視点だけでなく、講義や雑談でさえも活かして「いかに他者の視点を取り入れるか」が重要であることを学びました。

これからも講師の唐沢さんと学校のサポートをいただきながら、出版を目指してがんばります!

講義の感想

学んだ当時は「ふーん」くらいにしか理解していなかったそれらの表現が、その後実際の仕事で役立ったときには身震いしました。

女性 30代 アルバイト → ライター 
「小説・シナリオを書く―初級」修了生

幼い頃から空想と本が大好きで、いつかは「自分で考えた物語」を文章に、と考えていました。ひとりであれこれ足掻いていたものの何も成果が出なかったある日、小説の入門書『小説を書くための基礎メソッド』(雷鳥社刊)を拝読。この本でずっと探していた何かを掴めたような思いがしました。そして気がついたらこの本を監修している「編集の学校/文章の学校」の門を叩いていました。

約10ヶ月間、隔週土曜日に地方から東京・渋谷へ新幹線で通う生活。もちろん大変なこともありましたが、それ以上に得難い経験や多くの刺激を戴きました。

今思えば、講義開始直後の自分は視野が狭かったですね。
授業では一般的な小説作法のほか、ケータイ小説・ドラマシナリオ・ゲームシナリオなど多岐に渡ったジャンルの”創作”を実践的に学び、いろんなタイプの表現方法を身に付けることが出来ました。学んだ当時は「ふーん」くらいにしか理解していなかったそれらの表現が、その後実際の仕事で役立ったときには身震いしました。

講師の斎藤ゆうすけさんから最初に教わったのは、「日常生活のなかで思いついたことをアイディアとして書き留めておく」ということ。学生時代の授業ノートですら真面目に取ったことのない自分にそんな事が出来るのかとても心配しながら、学校の帰りに百均で小さなメモ帳を購入したことを今でも憶えています。

次に教わったのは「毎日、何かを『書き』続ける」こと。何も書きたいことが無いときは、好きな作家の小説をあたかも『写経』のように書き写せばいい、と先生は仰いました。そうすることで、自分が好きな作家――好きな文章の癖を「手が覚える」と。最初は「好きな作家の癖がうつるのではないか」と不安に思ったのですが、長編小説を一冊写し終えたときにはすっかり「自分の文章の強み」も判るようになっていました。

以上のふたつは、今に至るまで実践し続けています。

その他にも、かつて表現方法が判らず自分でボツにした小説のネタを「1クールドラマの初回冒頭を想定したシナリオを書く」という課題で使用したとき、先生に非常に褒めていただいたことや、長編小説のプロットに良い評価をいただいたことなど、思い出は尽きません。

最後の課題「ボイスドラマのシナリオを書く」でも、予め登場キャラクターが決められているという制約の中で、ああだこうだと苦労しながらも楽しく取り組みました。そうやって作った原稿が声優さんによって作品になったとき、言いようのない喜びを感じました。そして、これからも頑張ろう、と決意を新たにもしました。

現在私はフリーランスで、ゲームシナリオや企画のノベライズなどのライターをしています。その他にも単発で面白い企画に参加したりもしていますが、ほとんどは学校から紹介されたお仕事です。もう卒業して数年経ちますが、今でも仕事を紹介してくださってとてもありがたいです。

しかしまだ、冒頭に書いたような「自分で考えた物語」を文章にすることで自活するまでには至っていません。それでも、いつかは「好きなもの」を仕事に出来ることを夢見て、今でも精進しています。

講義の感想

仕事のシミュレーションができる!
課題で出した企画が出版に向けて動き出すことに。

女性 30代 食品会社事務職→ライター 「編集者・ライター養成 基礎コース」修了生

「次こそは、興味が持てるものを仕事にしたい」と、何度か転職する中で、いつも思っていました。どうしたら実現できるのかと考えた末に出てきた答えが、「情報を発信する立場になる」ということ。そこで編集の学校に入学することに。

取材のダンドリやインタビュー、原稿の書き方といった技術が学べる上、求人の紹介があるのも魅力でした。加えて、第一線で活躍する講師陣から、スキルだけではなく、出版業界のシステムや“オキテ”、ノリのようなものを教えてもらいました。

自分がこれから挑む世界の全体像がわからないとなんとも不安ですが、大手出版社の編集者、フリー編集者、ファッション系ライター、ビジネスライター……毎回異なる立場の方が講師としていらっしゃって、“ついさっきまでやっていた仕事のこと”をベースに具体的な方法論やいわゆるギョウカイ話をしてくださいます。ひとことで出版といっても様々なんだなあと思うと同時に、実際に仕事に携わる方々が、何を考え、どんなふうに仕事をしているのかをお聞きできたのは貴重でした。

少人数なので講師やクラスメイトとの距離が近く、一人ひとりにフィードバックをもらえるので、自分の考え方や文章の書き方のクセや嗜好、傾向に気づきやすいと思います。何ができれば自分の強みとなるのかを考えるヒントも得られました。

最初の講義で「課題は全力で、自分の直球でやってこい」と言われて気が引き締まり、一生懸命取り組みました。課題に取り組むことで、作成したものへのフィードバックを得られるだけでなく、自分自身の仕事のやりかたを構築するきっかけにもなったと思います。また、気持ちの面でも今後役立つと感じています。

週一回の講義を通じて出版業界の今の状況や、仕事をする上で求められることに触れ続けたことは、職場でいう“新人時代”の入り口を模擬体験できたようにも思います。編集の学校へ通ってスタートダッシュを加速させたいと考えていた私にとっては、まさに今後につながる機会になりました。課題で出した企画が出版に向けて動き出したこともあり、千載一遇のチャンスを得られました。

仕事を探すことや、ライティングの仕事を最初から一人でやっていたら、良し悪しの判断を上手くできなかった気がします。今はライターの仕事を探すと情報はたくさんありますが、自分が目指す方向に近づく道を探すのは簡単ではないと思うので、ここで学べたことにほっとしています。ライターの仕事は甘くないと感じましたが、編集の学校での出会いによって、頑張っていこうとも思えました。また、チャレンジを積み重ねていくことで、少しずつ前進していることも実感します。これからもチャレンジを続け、スキルや実績を積み重ねながら、多くの人に知ってほしいことを発掘・発信していくことが目標です。

講義の感想

インタビューの課題で、映画館に飛び込み取材。
春から念願の映画雑誌の編集に。

男性 30代 編集プロダクション勤務→出版社勤務 「評論・ノンフィクションを書く」修了生

僕は映画が好きで、映画評論家でもある講師の切通理作さんの書籍もよく読んでいました。「いずれは自分もあんな文章が書きたいなあ」と漠然と思っていたなか、切通さんが文章を教えている教室があると知って、思い切って申し込みました。
クラスは和気あいあいとした雰囲気でしたが、講義は適度な緊張感があり“学ぶ場”としてとても居心地がよかったです。

自分の文章を発表するだけではなく、他の受講生が書かれた課題を読んで、自分はどう感じたのかも問われました。ただ文章力を身につけるのではなく、モノを読み取る力、感性も大事だとあらためて知りました。読解力を養うことで、自分が文章を書くとき、読み手のことを意識できるようになりました。自分1人だけでは決して気づかなかったことです。どのあたりを膨らませれば良いのか、また反対にどのあたりを削って良いのか。人の文章を読むことで、文章の書き方のコツがより客観的に頭に入ってくるのです。

こちらの考えがまだ上手くまとまり切らず、漠然とした構想でも、切通先生は的確に指摘をしてくれました。
「実はこのようなことで疑問に思っているのでしょう。その問いに対して、答えは何なのか。次はもっと焦点を絞って、さらに掘り下げてみたら、自分のなかで答えが導き出されると思いますよ」切通先生が上から引き上げるようにご指導していただき、「あ、こんなところまで見えるのか」と、物事を俯瞰できるところまで視点が広がっていくのを感じました。今まで窮屈な視線のまま堂々巡りしかしてこなかったのか。自分に何が欠けているのか、どの部分を伸ばせばいいのか。切通先生の言葉はどれも具体的でした。講義を受けるごとに自分のなかでモヤモヤとしたものが晴れていくような思いで、どんな課題にも前向きに取り組めました。
とくにインタビュー記事の課題はとても印象に残っています。
せっかく教室に通っているのだから、今まで自分が出来なかったことにチャレンジしよう。
よく行っている映画館に飛び込みで取材を申し込みました。
映画館のスタッフの方は快く取材に応えてくださって、なおのこと、ただ自分が書きたいように書いただけの、自己満足の文章ではいけないと奮い立ちました。読み手だけではなく、取材させていただいた方が「取材を受けて良かった」と喜んでいただけるような文章にしなければならない。テープ起こしから記事にまとめるまで、2日間徹夜して書き詰めました。書いては直しの連続で、フラフラになりながら、やっとのことで書き上げました。
「あと少し手直しすれば、十分掲載できるレベルですよ」と切通先生に誉めていただき、書くことってこんなにもやりがいのあることなのかと、とても心が満たされていったのをおぼえています。
ゲストトークで来ていただいた豊崎由美さんもすごく印象的で、とくに「モノを書く人は決してふて腐れたらいけない。ふて腐れたら、そこで終わっちゃう」という言葉がすごく心に残りました。

自分の考えをどのような形の文章にすれば良いのか。
最初は思うように書けず、打ちひしがれることだらけです。まだまだ至らないところだらけですが、「少しでも上手くなるように」と、前向きに書き続ける自信ができました。

講義の感想

まずは、ひと足先に編集者やライターになったクラスメイトと、フリーペーパーを作ります

女性 20代 広告代理店勤務 総務部「編集者・ライター養成 基礎コース」修了生

人に感動を与えられる仕事をしたいと思い、広告代理店に入社したものの、与えられた仕事は営業事務。物足りなさを感じてはいても、毎日の激務の中で自分でも何がしたいのか、何を“武器”にできるのか、今一つわからずモヤモヤとしていました。

そんな中、たまたまライター募集の求人広告を見てライターの仕事に興味を持ち、「文章を書くのは好きだし、何か転職のきっかけになれば」という軽い気持ちで入学しました。

はじめて提出した課題は、ボロボロ。理解不足や考えの浅さがそのままカタチになったようなものでした。周囲のクラスメイトが皆優秀に見えて、「自分はやっていけないのでは」と悩んだこともあります。

この学校は、今の私と同じように、文章を書くこと・本を作ることで自分の人生を開こうとして入学し、プロとなった卒業生がたくさんいます。講師やセミナーのゲストとして、そうした卒業生から転身した経緯を聞くことも多く、ずいぶん励まされました。

特に印象に残っているのは、開高健ノンフィクション賞を受賞したノンフィクション作家の佐々涼子さんの言葉です。
「とにかく最初は書く。文章の美しさも“てにをは”などの文法的なことも後から考えればいい。不十分なところは人に指摘してもらえばいい」。

いい企画が考えられない、いい文章が書けないことを悩み、今までいかに頭でっかちになっていたかを、この言葉を聞いて思い知らされました。
とにかくやればいい。カタチにすればいい。そしてその後、どんどん直せばいい。
その後に受けた講義では、上手くできなかった企画を、気持ちを切り替えて作り直し、なんとか少しは面白いものにできたように思います。

学校では、クラスメイト達との出会いも貴重でした。同じ目標を持っているので、悩みは皆同じ。励まし合って勉強することができました。
今、有志でフリーペーパーを作る計画を立てています。この中には、ひと足先に編集者やライターになった人もいます。それでも、実際に一から本を作るのは全員初めてで四苦八苦しています。そういった悩みも今はとても楽しいです。現在も営業事務の仕事を続けているし、まだまだ素人ですが、本を作る喜びを知ることが出来て、新しい人生を開いていけそうだと感じています。

講義の感想

在学中にビジネス雑誌に記事執筆。
やりたいことが明確になり、夢を叶えたいという気持ちに勇気を持つことができた

女性 30代 出版社勤務→出版社勤務&ライター 「編集者・ライター養成 基礎コース」修了生

子どもの頃から、本を読んだり文章を書いたりすることが大好きでした。
本に関わる仕事をしたいと夢見て、運よく新卒で出版社に就職しました。しかし、出版社の仕事といってもいろいろあって、希望の仕事ができていたわけではありませんでした。

なんとなくこれでいいいかと、忙しさに流される毎日。30代になり、自分の人生を改めて考えた時にぶち当たったのが「今のままで後悔しないか」という気持ちでした。
本当は、もっと本や文章に近い仕事がしたい。でも、どうやって始めたらいいかわからない。勇気が出ない。そんなもやもやした気持ちを抱えた中で出会ったのが、「編集の学校」でした。少人数制と現役講師の直接指導に惹かれ、後悔しないために半年間通ってみることにしました。

『みんな何か自分を変えたくて、ここに来たんでしょう』
ある講師に言われたその言葉が、強く印象に残っています。
出される課題は実践的なものばかりだったので、毎回ついていくのに必死でした。時にはクラスの仲間と相談したり、助け合ったり。
クラスには、やりたいことに向かう気持ちを持った人が集まってました。初めて同じ夢を持つ仲間ができましたね。

課題は毎回講師から直接講評を頂けるのですが、目から鱗が落ちることばかりです。人に文章を読んでもらえる、さらに、評価してもらえる機会はそうそうありません。自分ひとりでは絶対に気づけなかったアドバイスをたくさん教えてもらいました。

学校に通ったことで、私は自分の中でもやもやしていた気持ちが形になりました。何よりもやりたいことが明確になり、夢を叶えたいという気持ちに勇気を持つことができました。学校からは、修了後も求人情報の案内が来るし、困った時には相談にのってもらえたりもします。

私は学校の求人に応募し、好きなジャンルのライターの仕事を頂くことができました。さらに学校の先輩から声をかけて頂き、某ビジネス雑誌でも記事を書く機会に恵まれました。ぼんやりとしていた半年前には、考えられなかった世界が目の前に広がりました。

“やりたいことがある”気持ちを持ち続けているのなら、いくつになっても挑戦することができるんだと感じました。そして何より、人との出会いの大切さを改めて感じました。
クラスメイト、講師やスタッフの方、先輩との出会いのひとつひとつを大切に、自分の手で、自分の世界を広げていきたいと思います。

講義の感想

「ここで何かしなかったら状況は変わらない」と、仙台から通学。今夏から編集者に

女性 30代 アルバイト→編集プロダクション勤務 「編集者・ライター養成 基礎コース」修了生

私は宮城県仙台市在住です。この半年間、毎週のように、地元仙台から長距離バスで東京へ通いました。地元で仕事をしながら「編集の学校」へ通うのは、忙しく体力的に大変ではありましたが、得るものは多く、非常に充実した日々を送ることができました。

大震災を経験し、「このままなんとなく生きていてはダメだ」と強く思うようになりました。そこで、当時、事務員として勤めていた会社を辞め、学生のころから希望していた編集やライターの仕事を目指すことにしました。しかし、なかなか未経験の私を雇ってくれるような会社はありません。二年間ほど就活しつつアルバイトをしていたのですが、上手くいかず、半ばあきらめかけていたころ、この学校のことを知りました。

ここで何かしなかったら、状況は変わらない。学校に通ったら、就職先にアピール材料になるはず、と考え入学を決めました。

出版業界に就職したいものの、地元を離れることが出来ないという人も結構いるのではないでしょうか。事情は人それぞれだと思います。私の場合、地方在住で、就職も地元ですることを希望していました。ただ、編集職やライター職の就職先は、その募集数だけを見ても地方と東京では雲泥の差です。でも、それだけで希望の職業をあきらめる必要はないと思います。

「編集者・ライター養成基礎コース」の講師陣は、現役の編集者や、ライターばかり。普通に生活していたら、まず出会わないような方々です。みなさん、どんな質問にも答えてくださいます。そして、課題実習。雑誌記事の企画書づくり、本の企画書づくり、インタビュー実習と原稿づくり…課題をこなすのはなかなか大変ですが、全てこの学校に入ろうと決意しなければ体験できなかったこと。

企画書の課題は上手くいけばそのまま仕事に繋がることもあります。もし、ダメでも練り直して再挑戦することもできます。就職情報も多く、がっつけばがっついただけ、チャンスが広がる学校だと思います。

もし、今、行動を起こすことを迷われている人がいたら、ぜひ挑戦してほしいと思います。仕事と通学を両立させるのは大変かもしれないし、私のように通うことが一苦労という方もいるかもしれません。ただ、普通に暮らしていたら絶対無いような体験とチャンスに出合えます。

この学校に通ったことをきっかけに、地元の編集プロダクションに入社することができました。今後の目標はフリーの編集・ライターとして独り立ちすることです。これからも、目標に向かって進んでいきたいと思います。

講義の感想

締め切りがあるから書ける。気づいたらたくさん文章を書いていました。修了間際にはライターの仕事も

女性 50代 自営業&主婦→自営業&主婦&ライター 「評論・ノンフィクションを書く」修了生

「よしっ、今まで心に溜めていたものを書くぞ~」と思い立ち受講を決めました。最初は「全10回の講義で果たして文章が書けるようになるのだろうか?」と思っていましたが、そんな心配は講義を受けているうちにどこかへ飛んでしまいました。

気づくと、エッセイ、書評、インタビュー、長文と何本も文章を書いていました。自分ひとりでは、意志が弱くてなかなかここまで書けないです。締切りがある有難さを感じました(笑)。

受講している間、何度もライティングの求人が来ました。「書く」を仕事にしたい一心で応募し、コース修了間際に一つお仕事を頂くことができました。うれしくて、この気持ち何年ぶりだろうという感慨でした。「年齢は大丈夫かな」という気持ちが無かったわけではありません。しかし、一度決めたことだし、今までの私の経験を生かせることがあるんじゃないかという気持ちで応募しました。

講師から、自分を誤魔化さないこと、自分を客観的に見つめることが大事だとアドバイスをいただきました。若いクラスメイトの柔軟な考えや文章、会社勤務の方が忙しい合間をぬって書いてきた文章など、自分の書くものと違うからこそ得られるもの、というのも大きかったです。

何とか自分の会社を立ち上げるためにがむしゃらに働いた時代、結婚し子供を育て主婦として過ごした時代、親族の悲喜こもごもを見た時代、それらをまとめる様な気持で、今度はがむしゃらにそして客観的に書いていきたいと思っています。

講義の感想

ありきたりな言葉ではありますが、大切なのは自分で何かしらのアクションを起こすこと

男性 20代 アパレル通販サイトの運営管理業務
「編集者・ライター養成 基礎コース」「評論ノンフィクションを書く」修了生

ある日、仕事をしていて、ふと将来について考えました。『この仕事を選んだ理由はなんだったけ?』『今の仕事のどこにやり甲斐を感じているんだろう?』『数年、数十年後、自分は何をしてお金を貰って生きていきたいんだろう?』一度、考え出すとふつふつと自分に対する色々な疑問が湧いてきました。働き始めて4年経って、慣れが出てきていた時期でもありましたが、その職場ではどうしても自分の未来の姿がイメージ出来ませんでした。

そこからは『学生の時から好きだった本を作る世界に飛び込みたい』『今しか出来ないと思えることを将来、後悔しないために今やりたい』そう考えました。

考えが冷めないうちに行動あるのみ。学校の説明会はもちろん、1dayセミナーにもいくつか参加し、修了生の方たちの楽しくもあり辛さもありといった充実したお話を聞き、働きながら通える点も気に入って、通学を決意しました。

最初は「編集者・ライター養成 基礎コース」を受講。出版業界全体のことや企画の考え方を教えてもらったり、取材して原稿を書いたり。新しいことにチャレンジする楽しさを体感したのはもちろん、今までの人生では知り合う機会の無かった同じ目標を持っている方たちと出会えました。

半年のコース修了後、気付いたらもっと集中して文章を書いてみたいという気持ちが湧き上がり「評論ノンフィクションを書く」を受講。入学前まで、書くこと自体にあまり欲が無かったので、自分に起こった意識の変化が素直に嬉しく思えました。

受講期間を終えた現在、ハッキリと仕事という形にはまだ出ていませんが、少なくとも1年前の「現在の仕事に疑問を思っていた」状況に比べて、ほんの少し、半歩程ではありますが前進はしています。それに、今だからこそ『この編集の学校に通って良かった』と胸を張って言えます。ありきたりな言葉ではありますが、大切なのは自分で何かしらのアクションを起こすこと。そしてその結果はどんな過程を辿るかによって、なんとなく自分でわかるんじゃないかなと思います。今後は、この学校で勉強したことを仕事としてしっかりとカタチに残すことが私の目標です。 

講義の感想

書きたいと思っているテーマに対して、自問自答する作業は本当に大変でしたが、書けば書くほどテーマや自分自身について新たな発見もありました

女性 30代 広告代理店勤務 OA事務 「評論・ノンフィクションを書く」修了生

小学校の時、短い小説を書く授業がありました。その授業で書いた小説を担任の先生がクラスメイトの前で読み上げたのです。自分が書いた文章を他の誰かに読んでもらうことがとても嬉しかったことをいまでも覚えています。それから20年以上、小説を書いては、友人に読んでもらったり、新人賞に応募したりしてきました。

書くことが好きなのですが、締め切りがないと書かない性格なので、書いたりやめたりを繰り返していて、編集者やライターになりたいという夢は持っていませんでした。しかし、30代になって、本当に自分がやりたいことは何だろうと振り返った時に、「生きているうちに自分の本を出したい」と気づいたのです。自分が絶対に書いてみたいテーマを選んで、そのテーマについて思いっきり書いた本を出したいと思うようになりました。

小説しか書いていなかったのに、どうしてノンフィクションを選んだかというと、自分の気持ちや考えを、フィクションにせず、正直に書いてまとめてみたいと思う気持ちが強かったから。

小説を書くときに、うまく自分の考えや気持ちを表現することができませんでした。しかし、ノンフィクションとなれば、自分の考えや気持ちに対面しなければ書けないかもしれないと思ったのです。それと同時に出版関係や書き手の知り合いが周りにおらず、どうやったら自分の本を出す一歩を踏み出せるか分からなかったので、通学制の学校へ入ろうと決意しました。

編集の学校を選んだ理由としては、駅から近いこと(通いやすさがないと続けることが出来ないから)、人脈作りがしやすいというキャッチコピーが書いてあったこと、それから、「評論・ノンフィクションを書く」コースの課題の種類が豊富だったことです。

エッセイから始まり、書評、インタビュー、ゲストトーク、そして、長文。どれも自分一人の環境では取り組む意欲が湧かなそうな課題が並んでいました。最初は、どうやって書いたらいいのか分からず、戸惑いもありましたが、事前の授業で、切通先生が書く上でのポイントを分かりやすく解説してくれました。特に、長文課題の構成を考える時の講義は、長文に取りかかる際、非常に参考になりました。

「問い」と「答え」。

この言葉は、ノンフィクションを書く時だけではなく、小説の時にも生かせるのではないかと思っています。自分が書きたいと思っているテーマに対して、自問自答する作業は本当に大変でしたが、書けば書くほどテーマや自分自身について新たな発見があることが分かる瞬間でした。

課題を提出して、切通先生をはじめ、受講生の他の方々から、意見や感想が直に聞けることは、学校に通わなければ出来ない貴重な体験でした。自分が考えて書いた文章が、読み手にどれくらい伝わるのかが分かります。その意見や感想のお陰で、テーマを絞ることが出来た経験もしました。課題に取り組んで読んでもらうことで、自分が何に気をつけて取り組めばいいのか、何のテーマについて興味を抱いているのかも明確になってゆきます。

編集の学校は、書くことが好きな人、これから書いてみたい人が、どういうふうに書き手としての一歩を踏み出せるかのヒントが見つかる場所かもしれません。今回受講したコースに通うことで、今後、自分がどうなりたいかも思い浮かぶようになりました。自分の書いた本を出す夢はいまも抱いています。そのためには、これからも自分が得意とする分野を研究して、書き続けることが、その先へ進む道筋だと学校を終えて感じました。今後もここで学んだことを生かして、さらに次の一歩を踏み出せたらいいなと思っています。

講義の感想

早期退職して出版事業へ。新しい知識やスキルが心身に沁み込むのが快感でした。

男性 医療関係会社勤務 広告担当→出版社経営 50代 「編集者・ライター養成 基礎コース」修了生

2013年3月末早期定年退職しました。大学卒業後の就職で、出版かエンジニアかで悩んだ時期もありましたが、最終的に出版業を“第二の仕事”に残しておきました。

第二の仕事は55歳からと予定していましたが、2年早くスタート。退職日の1か月前には出版社を立ち上げ、業界知識やルールを短期間に学べる機会を探しました。前職で広告マンだったこともあり、印刷やレイアウト、編集に関してある程度の知識はありましたが、会社をやる以上は全体をきちんと把握しようと。出版関係のスクール2校を見つけ出し、最終的に「編集の学校」へ通学することに。
授業は半年で完結。短期であることが何よりうれしかったです。講義内容は期待以上。講師の方々の懸命さも伝わってきました。

定年まで勤めた“第一の仕事”でエネルギーを出し続けてきた30年の心身に、新しい知識やスキルが沁み込んでくる。快感でした。

講師に選ばれた現場のプロの方々はプロレベルの知識を提供し、逆に我々にプロレベルのアウトプットを求めてくれます。同じ業界人として扱ってもらえることが嬉しかった反面、業界について何もわかっていないことを痛感させられました。 
講座が修了した今、一つひとつの講義へのコメントや講師への謝辞を述べたい気持でいます。いつか講師の方々と一緒に仕事ができたらうれしいですね。

講義の感想

インタビューを経験することは、どんなジャンルの文章を書く上でも必要と思えた

男性 IT企業勤務→IT企業勤務&ライター 29歳 「評論・ノンフィクションを書く」修了 「ノンフィクション・ゼミ」 受講生

映画が好きで、作品の紹介記事をブログに綴っていました。そのうち文章を書くことがどんどん面白くなっていき、本格的に学んでみたいと思うようになったんです。

私が受講した「評論・ノンフィクションを書く」コースは、エッセイ、書評、社会時評など、いろんな文章を書いていきます。中でももっとも印象的だったのが、インタビュー課題。
ブログやfacebookで文章を書いている方は少なくないと思うのですが、人にインタビューをして、文章にまとめた経験がある方はほとんどいないのではないでしょうか。

書きたいものが自由に書けるエッセイなどと違って、インタビューは取材対象に取材をして、その人について書いていきます。ひょっとしたら、「エッセイストになりたい。インタビュアーになりたいわけではないからこの課題は必要ない」と思う方もいるかもしれません。でもそれはもったいない考えです。受講した実感から言うと、インタビューのスキルは、エッセイ・小説・評論・ノンフィクションなどすべての分野に応用が効くように思えました。
どんな文章でも、取材は重要です。インターネットや文献で調べることも出来ますが、詳しい人物に話を聞けば、その人の経験に基づいた、資料には載っていない情報を知ることが出来ます。加えて、取材相手への質問事項を考えることは、読み手の存在を強く意識させられます。これまでブログで好き勝手な文章を書き散らしてきただけの私は、このとき初めて、読者はなにを読みたがるだろうかと考えながら記事をまとめることが出来ました。これは文章の学校に通っていなかったら体験出来なかったと思います。
自分が書いた文章の講評を、面と向かってその場で受けられるのも、ブログを書いていただけでは出来ない体験です。

読書好きならまわりにたくさんいても、書くことが好きという同士はなかなかまわりにいませんでした。志しを同じくする仲間に出会えたことも貴重でした。クラスメートとはいまでも連絡を取り合ったり、飲みに行ったりしています。
学校からのご縁により、会社員を続けながらライターの仕事をいただけるようになりました。自分が主張したいことを絞る、読み手を意識する、講義で学んだことをフル活用して日々執筆しています。

講義の感想

「ノウハウは学んだ」あとは自分が何をしたいかを決めるだけ

女性  38歳 経営コンサルタント会社勤務 中小企業診断士 「編集者・ライター養成 基礎コース」受講生

「何か自分を変えたくて、この講座に来たんでしょう?」

一番印象に残った講師の言葉です。「そうか、自分を変えたかったのか」と意外にも素直に納得しました。

私は中小企業診断士という、誰に言っても何をする職業なのかを聞かれてしまうマイナーな資格を持っています。一応「経営コンサルタントの国家資格」と言うのですが、自分ではコンサルタント業務は全くしていないので、その説明もちょっと違うようなという違和感を覚えつつ、「企業にお話を聞いてレポートを作ったりしてる」等と説明しています。
ここ数年、「世の中ではあまり知られていない職種」だと思っていた中小企業診断士の本を書店で見かけることが急に増えました。先日も知人の著書を本屋で発見してびっくり。
企業にインタビューすることも多いので、仕事に役立つと思って通学を決めたのですが、「何か自分を変えたくて~」という講師の言葉を聞いて、「もしや自分でも本を執筆してみたかったのではないか」と考えるようになりました。

講師やセミナーのゲストとしてなど多くの卒業生に会いました。講座をきっかけに実際に生き方を変えた人がこんなにたくさんいるんだと、目からウロコが落ちる思いでした。
「自分の本を出版する」ことに対して、企画書に必要な要素や出版に向けてのアプローチ方法等、様々な学びがありました。出版の世界は甘くないということも強く感じましたが、知識を得て敷居がぐっと低く、身近なものになりました。
ライターや編集者に転身する可能性は低いですが、「自分を変える」ためにこの講座をきっかけに行動を起こしていきたいと思います。
さて、まずは「自分に何が書けるか」の棚卸から始めることにします!

講義の感想

今、必要なことは自分の文章を読んで批評してもらうことと、強みを見つけてそこを伸ばすこと

女性 広告制作会社勤務→広告制作会社勤務&ライター  25歳 「編集者・ライター養成 基礎コース」「評論ノンフィクションを書く」修了生

東日本大震災を経て「一度しかない人生、私はなにをするべきなのか」を考えるようになり、子供の頃からの夢だった、文章を書く仕事をしたいという思いが強くなりました。
また、震災を経験してあらためて情報の大切さと言葉の力、それにともなう恐ろしさを実感。発信する側を目指すなら、しっかり基礎を学んで挑みたいと思ったことが編集の学校の門を叩いたきっかけです。

編集者・ライターのどちらの仕事にも興味があり、まずは適性を見極めようと「編集者・ライター養成 基礎コース」を受講。意欲的なクラスメイトと企画、取材、執筆と編集の仕事を一通り実践することで、出版業界の基礎的な知識が身に付き、よりモチベーションが上がりました。実際に編集の現場やライターとして活躍されている方や、自ら道を切り開いた卒業生の話を聞くうちに、自分自身の将来のビジョンも少しずつ見えてくるようになりましたね。
「編集者・ライター養成 基礎コース」修了後は、副業でライターの仕事を始めました。
学校の紹介や修了生のつながりで雑誌やwebの記事を書く機会をいただきましたが、いざ文章を書いてお金をもらうようになると、自分の書いたものに自信がもてなくなり、人に読まれることが不安になっていきました。
そこで、今の自分に必要なことは自分の文章を読んで批評してもらうことと、自分の強みを見つけてそこを伸ばすことだと考え、今度は副業で稼いだ原稿料を学費に充て、「評論・ノンフィクションを書く」の講座を受講しました。

こちらの講義では課題として与えられなければなかなか書く機会がないような様々なジャンルの文章に挑戦することができ、とても刺激的で毎回燃えていました(笑)。課題は切通先生やクラスメイトがしっかり読み込んだ上で講評してくださり、自分の得手不得手や興味が強い分野を実感を持って知ることができました。
良い点も悪い点も人に読んでもらわないと気づかなかったものが多かったです。また、クラスメイトの文章を講評する作業も、ものの見方を考える良い経験になったと思います。

編集の学校の魅力は少人数のクラス編成のため、講師の方々に一人ひとり目を向けていただけることと、クラスメイトとのコミュニケーションが深められやすいところだと感じています。様々な仕事・興味・境遇・年代の仲間たちの交流を経て、自分の視野も広がりました。仕事と課題の両立は体力的にも精神的にも大変な時期もありましたが、それ以上に職場と自宅の往復だけの生活では得られない大切なものに出会えたと思っています。

「編集者・ライター養成 基礎コース」と「評論・ノンフィクションを書く」、この2つの講座を通じて痛感したことがあります。それは、人の心をつかむ文章を書くためには、文章力だけではなくコミュニケーション能力や行動力、知識の豊かさが欠かせない、ということです。
今まで以上に興味のあることや知りたい世界が増えて、今、毎日がとても楽しいです。
今後は十分な情報収集を行ない、自信を持って転職活動に挑みたいと思います。

講義の感想

課題を書いて自分を晒して、自意識が少し壊れて、少し違う自分になってまた課題を書いて

男性 43歳 営業職 「評論・ノンフィクションを書く」修了生

ライターになりたいというよりも、一つの作品を仕上げたい、そのためのきっかけにしたいと思い、通い始めました。ダラダラと書いてはやめ、また別のことを書き始めるという繰り返しから脱して、期限を決めてとにかく形にしてみようと思ったのです。

資格試験のための学校とは違って、こうしなければならないという一方通行の授業ではありません。講師を中心に皆が集まって、お互いの文章を共有する感じです。
学校は求人紹介やメーリングリストを通じての相談など、そのサポートはクラスが終わってからも続きます。また、一度クラスが終了してしばらく後に再び通い始める人もいるようです。何となくつながっている安心感というのは、一人で仕事をすることが多いライターにとっては、学校という場に通わなければなかなか得難いことだと思います。

学校では自分一人で考えていた自信過剰・自意識過剰な、あまり世間には見せられない恥ずかしい自分を晒してみることができます。クラスメイトから、「自分は違う意見を持っている」とか「書いてあることがよく理解できなかった」などの感想をもらうこともあります。反対に、「いままで興味を持ったことはなかったけど面白かった」「もっとこうしたらいいと思う」などうれしい反応が返ってくることも。

第一回目の講義で、講師の切通さんは「物書きの条件は自分を裸にすること」とおっしゃいました。最初は、バカだと思われたら嫌だなという気持が過ってなかなか自分を出すことができませんでした。でもそこを突破しないと上達はない。学校という安全で居心地のよい場所で、皆とこういう小さなショックを経験できるのは貴重なことではないかとも思います。

課題を書いて自分を晒して、自意識が少し壊れて、少し違う自分になってまた課題を書いて、やはり恥ずかしい思いをして・・その連続で、長い文章を書き続けられる気持ちの強さと世の中に受け入れられる書き方を学んでいけるのかなと思います。

出版社の編集者やライターに文章を見てもらえる機会はなかなかありません。あったとしても当たり障りのない感想だったり、反応が返ってくるのが何ヶ月も先ということも多いようです。書いて、少し傷ついて、少し変化してまた書く・・という過程を学校では世間とは比べものにならないほど早いサイクルで経験することができます。
誰かがぜひあなたの話を聞かせて下さいと契約書を持ってやってきてはくれれば一番良いのですが、時間は貴重ですから、迷っている時は自分から動いた方がたぶん早いですし、そして自分の恥ずかしい部分をできるだけ晒した方が良いと思います。学校はそのような場所と機会を何度も提供してくれます。
私も一つの作品を仕上げるために、この作業を続けていきたいと思います。

インタビュー11~20